妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

小室

こむろ #1872

小室

こむろ

山梨県富士川町大字小室
高低起伏する開析高地に散在する土録(どろく)・北川・上手(わで)・砂岱(すなんた)・矢川(やんがわ)・泊平(とまりでえら)・平清(ひらしみず)・上七尾(かみならお)・下七尾・寺尾の一〇の小集落からなる集落で、古来、小室山の名で知られる徳栄山妙法寺のある所として名高い。 集落の中心は、妙法寺を取巻く北川・上手・土録で、妙法寺の門前に位置する北川は、明治初期まで門前の称があり、参詣者で賑わいを呈していた。
妙法寺は、もと真言宗善知法印が日蓮聖人との法論に破れて改宗したと伝えられる。 かつて御朱寺領七石二斗、寺中七八○坪にわたり、山内に塔頭一三房があり、小身延とも呼ばれ、戦前までは小室道に参詣者の往来がとだえなかったが、今その賑わいはない。 集落も今は過疎化の現象が著しく、かつての活況はない。
一説に小室の地名は、室が僧房を意味するところから、妙法寺の前身に由来するのではないかという。
なお妙法寺総門前に西郡路の古道の口留番所跡がある。

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