妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

三沢檀林

みつざわだんりん #193

三沢檀林

みつざわだんりん

神奈川三沢豊顕寺境内に設けられた法華宗本成寺派の檀林
享保九年(一七二四)当宮谷・大沼田・小栗栖各檀林に分散修学していた学徒を三沢に招集して建立した。
日堯を初祖と仰ぎ、日珖・日禅・日相らの尽力で創設された。
階梯及び年限は条箇(三年)・集解(三年)・玄義(五年)・文句(二〇余年)である。
檀林は日蓮門下の諸檀林中最も遅い時期に設立されたものなので、諸檀林の制度を取入れ、とりわけ宮谷・大沼田檀林の影響を受けていると思われる。
学徒数は約二〇〇名、四〇棟以上の建造物を有しており規模としては中程檀林であった。
学徒は本成寺派の江戸諸寺院の経済的援助を受けており、次の六法類及び果頭寺が生れた。
観師法類(下谷・大久寺)、海師法類(白金・立行寺)、堯師法類(芝・蓮長院)、珖師法類(四谷・円立院)、相師法類(麻布・本光寺)、禅師法類(大木戸・理性寺)。
本成寺末の八聖跡寺院には文句・玄義・集解の三能化を経た者しか晋山出来ず、檀林は宗内に大きな力を持つに至った。
大正四年(一九一五)什門との総合学院設立と共に当檀林は閉鎖された。

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