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実乗之一善

じつじょうのいちぜん #1771

実乗之一善

じつじょうのいちぜん

法華経のこと。 『立正安国論』に説かれる。
実乗とは爾前の権大乗教に対する語で、実大乗のこと。 一とは蔵・通・別の三教を悪とし、円の一教をとする語で最高の意。
日蓮聖人は『立正安国論』において「謗法」の大悪に対し、これを治するのは唯一法華経の「一善」のみであると主張し「汝早く信仰の寸心を改めて、速やかに実乗の一善に帰せよ」と、法華経の信仰を勧奨する。
「実乗の一」の具体的な内容や実質は『立正安国論』に明示されていないが、のちの「本門の肝心南無妙法蓮華経」を、端的に「実乗の一」の語で表現したものである。
《『遺文辞典』教学篇「実乗之一善」の項、『日蓮辞典』「実乗の一」の項》

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