妙徳寺(茨城県水戸市)
妙徳寺(茨城県水戸市)
みょうとくじ
茨城県水戸市に所在。
隠井山と号す。
開基実長二男波木井弥三郎実氏。
開山中老僧日高。
日蓮聖人は弘安五年(一二八二)九月八日療養のため身延を発ち「常陸の湯」に向うが、病状悪化して入滅近きことを知り、武州池上宗仲の館にて本弟子六人を定め、一〇月一三日六一歳をもって入滅された。
この「常陸の湯」と呼称されたその場所は、今日の妙徳寺であると伝えられている。
この常陸国隠井は波木井実長の所領であったが、永仁元年(一二九三)三月ここを二男弥三郎実氏譲り受けて母妙徳と住した。
嘉元二年(一三〇四)妙徳逝去。
実氏はその菩提のため、建治二年(一二七六)帥阿闍梨日高が、この地に伝道教化の折百座説法をしたという旧蹟に、一宇を創し母の院号をもって隠井山高在院妙徳寺と号した。
応永四年(一三九七)焼失。
応永一二年(一四〇五)五世日通の時、現在地に再建したと伝える。