妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

妙宣寺(千葉県山武市)

みょうせんじ #1489

妙宣寺(千葉県山武市)

みょうせんじ

千葉県山武市に所在。
大丞山と号す。
なべかむり日親ゆかりの寺。
埴谷氏の一族に生れた日親は、妙宣寺を開創してここを本拠とする日英の門に入り、幼を過ごしたのである。
妙宣寺を開いたのは、中山法華経寺三世貫首の日祐(一二九八-一三七四)の片腕として活躍した妙親院日英(一三四六-一四二三)で、これを援助したのは、その地の武士であった埴谷左近将監法義である。
日祐は康安元年(一三六一)七月五日に「埴谷左近将監御堂」と認めた曼荼羅本尊を授け、今日に伝えている。
これから三〇年後、明徳元年(一三九〇)には、中山法華経寺第四世貫首弁阿闍梨日尊(一三二三-九九)を招き、盛大な開堂供養が催され、寺の規模も整えられた。
従来、埴谷氏の館の中に構えられた持仏堂の寺が、このに妙宣寺という寺号を称し、相当の規模をもつようになったのであろう。
開山の日英は一生のうちに多くの寺を建立し、これを弟子に譲るにあたって、妙宣寺を「私本寺」としている。
団における日英の華々しい活躍とあいまって妙宣寺の地位も高かったのである。

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