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如法経

にょほうぎょう #1436

如法経

にょほうぎょう

一定の規式により経文を書写すること、清浄に書写した経に名づけられた名称である。
初めは法にかなって書かれた経を意味したが、藤原代から中世にかけて埋経と結合して普及するようになってから、法華経の清浄写経をいうようになった。
儀式や法にかなって書写された経に加え、それらを埋めて供養する埋経も如法経とよばれるようになったが、如法経といえば多くの場合は法華経の清浄写経をいう。
では隋代の例として『大唐内典録』等に散見し、日本では『正倉院写経文書』の平勝宝四年(七五二)五月に華厳・法華・最勝王の三経一二部が、その名で挙示されている。
従って従来の『慈覚大師伝』による慈覚創始説は成立しないが、藤原時代より盛んになった如法経慈覚流を意識したものではある。
《兜木正亨「如法経と経塚」『仏教考古学講座』六、『遺文辞典』歴史篇「如法経」の項、『岩波仏教辞典』「如法経」の項

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