内典
内典
ないでん
内道(仏教)の典籍。
仏教の諸経典の総称。
外典(インドの外道の典籍及び世俗の経書)に対する語。
仏教および仏道の代名呼称。
日蓮聖人は『開目抄』(定五三五、五九〇頁)で、一切衆生の習学すべきものとして儒教・外道・内道(仏道)の三つをあげるが、儒家の孝養の教えは今生のみで未来を扶(たす)けることができず、また外道は過去・未来を知ってはいても父母を扶ける道はなく、仏道こそが父母の後世をも扶ける道であると説く。
しかし仏道の中でも法華経已前の大小乗の経宗は「但文のみありて義なし」で、父母どころか自身の得道もかなわず、法華経こそが父母を扶けることができる真の「内典の孝経」であると説く。
《『遺文辞典』歴史篇「内典」の項》