妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

四衆

ししゅ #1175

四衆

ししゅ

四種類の人々の意。
法華経に関しては次の二種類の使われ方がある。
(一)比丘bhikṣu 比丘尼bhikṣuṇī 優婆塞upāsaka 優婆夷upāsikā をいう。 教集団の中の男の僧と女の僧、男の信者と女の信者の四種類の人。 優婆塞の原語のupāsakaは僧侶に対して仕えるものの意味をもつから男の信者とされ清信士、女の場合は清信女と訳される。 法華経は随所で、この四種類の人々にむかって釈尊えを説く型をとっている。
(二)釈尊の説法に関係するものを四種類にわけたもので、発起、当機、影響、結縁をいう。
 (1)釈尊えを説くようにしむける発起衆(ほつきしゆ)、
 (2)経を聞いて利益をうける当衆(とうきしゆ)、
 (3)他の地から来て釈尊化をたすける影響衆(ようごうしゆ)、
 (4)説法の座にあってを見、教えを聞き、縁を結びえた結縁衆(けちえんしゆ)である。
《『遺文辞典』歴史篇「四衆」の項、『岩波仏教辞典』「四衆」の項》

← 事典トップ