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四十九日の餅

しじゅうくにちのもち #1125

四十九日の餅

しじゅうくにちのもち

尽七日忌のにあたって霊前に供える四九個の餅のこと。
四十九餅ともいう。
中有に迷って未だ転生しない霊魂身というべき期を四十九日といい、死後第四九日の謂で七七日・尽七日・満中陰・中陰満等の異称があり、忌明きともいう。
『瑜伽師地論』第一『大毘婆沙論』第七『倶舎論』第九等に「是れ人、死すれば直ちに中有(中陰)の身を受け、七日毎に死生し、七七日に至れば次の生縁決定し他生に赴く」依って新霊に対して七日毎に供養を営み於善国中当得作仏と念じ、速証仏果菩提の供養回向助縁すべしと説かれている。
四十九日の餅に関することで、『無縁慈悲集』『閻魔王勘文』に「四九釘之大事」として眼耳に各二、舌に六、胸に一八、腹に六、足に一五計四九本の釘(長さ一尺)を打ち、七日毎に誦経供養してその釘を抜くと説き(『回向功徳鈔』定五三頁)、「人蘇生して云く一尺六寸の餅四十枚を冥衆等に奉献すれば、釘は餅に中って苦無し、餅の厚さ一尺六寸の餅三十七、三尺六寸の餅十二合せて四九なり」といい『福田殖種纂要』には「四十九の餅は、人間四十八の大骨、五輪五体を表す」と記している。
しかし、現今は四十九の餅を供えるならわしは次第になくなりつつある。
法然聖人絵伝、中村錬敬『日蓮聖人と諸人供養』》

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