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吾妻鏡

あずまかがみ #1055

吾妻鏡

あずまかがみ

「あずまきょう」とも読む。 鎌倉幕府が編纂した幕府の実録である。 『東鑑』と称せられるのは江戸代の儒者が中風に呼んだもの。
治承四年(一一八〇)源頼政の挙兵に始まり、文永三年(一二六六)前将軍宗尊親王の帰洛に終る。「吾妻鏡」は巻数五十二巻、和本であり、日蓮聖人を取り巻く歴史研究に欠かせない文献である。 幕府を中心とする政治・経済・文化などに関する記を年月日をおって記録し、諸所に宣旨・院宣・御書・解状・注進などを原文のまま載せている。
編纂の資料となったのは、幕府の政所・問注所の諸記録、『玉葉』や『明月記』など公卿の日記類、延暦寺・東大寺・鶴岡・箱根などの諸社寺の古文書、『源平盛衰記』『平家物語』『金槐集』『海道記』等の文学典籍などである。 幕府の研究はもとより、中世武社会を研究する上で第一級の史料である。 文体は漢文体の崩れた当の日用文体を用いている。
『新訂増補史大系本』が定本とされ、また龍粛訳註の岩波文庫本(全五巻)もある。
《『史大辞典』一巻「吾妻鏡(あずまかがみ)」の項》

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