いんしょうぼう
(生没年不詳)
日蓮聖人在世当時の佐渡国新穂の念仏僧である。
文永九年(一二七二)正月一六日、同じ念仏僧の唯阿弥陀仏・生喩房・慈道房と各宗の僧およびその信徒らと共に、塚原三昧堂に大挙押し寄せ法論を挑んだ一人で『種種御振舞御書』には「佐度の国の持斉・念仏者の唯阿弥陀仏・生喩房・印性房・慈道房等の数百人より合ひて僉議すと承る。
聞ふる阿弥陀仏の大怨敵、一切衆生の悪知識の日蓮房、此国にながされたり。
(略)又打ちころしたけれども、御とがめなし」(定九七三頁)とある。
《『遺文辞典』歴史篇「印性房」の項、『昭和新修』別巻「印性房」の項》