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勘文

かんもん #880

勘文

かんもん

「勘」とは「かんがえる」という意で、勘文は諸を考え、調べて朝廷、幕府などに上申する文書。
平安代以後、明法道、陰陽道など諸道の学者や神祇官、外記などが朝廷や幕府の諮問にこたえて、先例・日・方角・吉凶などを調べて上申したもの。
文頭か文末に「勘申」と書くことが多い。
朝廷内の先例のほか庶務については、太政官の書記役である外記と史が担当し、を行うに当っての日時・方角の撰進は陰陽家が、日月食の帰刻は暦道・算道・宿曜道の人々が、改元時の年号撰進は儒家が、犯罪人の量刑などは法家が、記録所などの裁判の予審結果の報告は、その役所が担当して勘文を提出した。
勘状・勘注ともいう。日蓮聖人は連年の災害について原因と対策を勘え調べて為政者に上申した書物『立正安国論』を「勘文」と位置付け規定した。「私の勘文」としての上申である。
《『遺文辞典』歴史篇「勘文」の項、『日蓮辞典』『国史大辞典』三巻「勘文」の項》

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