別火行水
別火行水
べっかぎょうすい
日蓮宗加行所において加行僧が、一道清浄の法水を浴して水行し、また身命を保持する食物を調達するための火は、鬼子母神御宝前の常夜灯の火より移してこれを用うる。
これを別火行水という。
奈良二月堂お水取りでも、別火の行法がある。
本宗では深草瑞光寺開山元政の弟子・同山第二世慧明日燈作「寒水白粥凡骨将死(かんすいはくじゆくぼんこつまさにかれなんとす)理懺事悔聖胎自生(りざんじげしようたいおのずからしようず)」の連句が、一一月一日より明年二月一〇日まで、寒冬一〇〇日間の苦修錬行の真髄を述べている。
この連句の寒水白粥は別火行水をいい、これをもって日一日と、加行僧は肉体的に、精神的に浄化向上して、聖胎自生してゆくの意である。