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分満

ぶんまん #839

分満

ぶんまん

分と満。
分は一部分・一応・不完全などを表し、満は円満・完全・成就を意味する。
分満というふうに用いられ、本妙院日臨(一七九三-一八二三)は戒壇について事理分満の釈(戒壇事理分満論)をなした。
ち『三大秘法抄』の「時を待つべき耳。事の戒法と申すは是也」(定一八六四頁)の文を引いて「今試に立不事理を弁判せん。理とは三大秘法抄云久遠所証の三秘と、乃ち知る塵点劫来三法常住なり。戒壇常住なりと雖ども而も顛倒して見ず。若し其深信の者は大曼荼羅に向て常住の戒壇に入ること有ん。事とは斯に分満有り、分とは経王所安の道場は、茅宇草堂皆是戒壇なり。而れども人王未だ帰せざれば、未だ天下に公ならず、故に分と云ふ。満とは正しく時至るを待つ也」と、その著『本化別頭教観撮要』に事理分満を釈している。
理戒壇常住であるが、事の戒壇には分と満の別があり、人王皆同帰せる時、事の戒壇は成就すると説くのである。

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