妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

鷲尾家

わしのおけ #5322

鷲尾家

わしのおけ

藤原北四条流。
権大納言四条隆親の三男権中納言隆良(-一二九六)を祖とする。
隆良は京都東山鷲尾に住み、よって鷲尾を氏とした。
隆職(たかもと)は北朝に仕え子孫相継ぎ、隆右・隆遠は権大納言に進んだ。
江戸代には格は羽林で、隆量より隆純(たかいと)まで歴代権大納言に昇った。
禄一八○石。
膳羞(せんしゆう)(祭の供え物)および神楽をとした。
堀之内妙法寺と千駄ヶ谷仙寿院の主職は代々この鷲尾家の猶子たることを定例としてきた。
猶子とは一族の意識強化のために相続を目的としないで仮の親子関係を結んだ子のことで平安代ごろからあり、江戸代には主な寺院は公と猶子契約を結び、その権威を背景とした。
ところが保七年(一八三六)妙法寺日憲が死に臨んで猶子格を返上せよと遺言したことにより、妙法寺と鷲尾家とのに不和が生じ、遂に同年一二月両者の関係は断たれた。
隆賢は明治皇の東宮のとき司を務め、隆聚は慶応三年(一八六七)の高野山挙兵、次いで戊辰の役における奥羽鎮定に功があり、明治維新ののち華族に列し伯爵を授けられた。
隆良―隆嗣―隆職―隆右―隆敦―隆豊―隆遠―隆頼―隆康―隆尚―隆量―隆光―隆尹―隆長―隆煕―隆建―隆仲―隆純―隆敬―隆賢―隆聚。

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