妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

一時随筆

いちじずいひつ #53

一時随筆

いちじずいひつ

岡西惟中(一六三九-一七一一)の随筆。 和三年(一六八三)刊、一巻。 書名は著者の一軒と称した号による。
本書は医であり、談林派の論客として文芸にもよく通じていた著者が、古今和漢の奇語異辞、詩歌連俳、宿儒老、霊祠名刹の故実など、七九条を例証引喩によって列挙したものである。
とりわけ「日蓮聖人の事」の一条があり、法華宗門について著者の感想を述べている。 特に京都立本寺の日審・通称壺日審(つぼにっしん)とは面識のあった立場で、これを殊勝の名僧と讃えながら、しかしその一方で法華宗の欠点は「ひたすら偏我の相」のあることだとも評している。
《『日本随筆大成』二―二》

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