面授口決
面授口決
めんじゅくけつ
師が面(ま)の当りに弟子に法門や秘事を授け伝えること。
口授・口伝をもって法門を師から弟子に伝えること。
由来は古く、天台智顗の『摩訶止観』には「面(まのあた)り口決を受け意に随い広く論ず」とある。
遺文『得受職人功徳法門鈔』に「釈迦既に妙法之智水を以って日蓮之頂きに灌いで面授口決せしめ給ふ」(定六二九頁)とあり、『三大秘法抄』に「此三大秘法は二千余年の当初(そのかみ)、地涌千界の上首として、日蓮慥かに教主大覚世尊より口決相承せし也」(定一八六五頁)と面の当りの口決相承を述べている。
面授口決は各宗の重んずるところで、書物による独学と共に、師の指導を仰ぐことの大切さを意味している。
《『遺文辞典』歴史篇「面授口決」の項、『日蓮辞典』「面授口決」の項》