妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

酒匂

さかわ #5009

酒匂

さかわ

神奈川県小田原市酒匂
酒匂川の左岸河口にあり、相模湾に面する。
地名の由来については諸説があり定かでないが、相当古い地で、『吾妻鏡』『海道記』『源平盛衰記』『曾我物語』など鎌倉期の書に見え、既にこの頃にはかなり拓けた宿場のごとくである。
文永一一年(一二七四)五月一二日、鎌倉を出立した日蓮聖人が、その日ここへ宿泊したことは『富木殿御書』によって明らかである。 済渡山法船寺はその跡といわれ、寺伝によれば、済渡法船と号するものが宿泊の因縁によって、後日わがを寺と改め、越中阿闍梨朗慶を請じて開山第一祖と仰ぎ、自ら開基となったという。
《『遺文辞典』歴史篇「さかわ」の項》

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