妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

退座回向

たいざえこう #4945

退座回向

たいざえこう

高座説教の時、説法が終ってから唱える回向文、説後回向ともいう。
広略各種伝えられているが二例をあげる。
讃し奉る転妙法輪一座、鳩る所の功徳、南無輪圓具足未曽有大曼茶羅御本尊、南無末法唱導師高祖日蓮大菩薩、大慈大悲御報恩謝徳。仰ぎ願くは一天四海、皆帰妙法、末法万年、広宣流布。別して此の功徳を以っては、沙門某甲、一会聴法の四衆と倶に、盡未来際互に主伴となって妙法を伝持し、八相成道の威儀を整え、三身円満の大果を現じ、疾く道場に赴いて阿耨多羅三藐三菩薩を得、大法輪を転じ、大法の鼓を打ち、大法の螺(かい)を吹き、大法の雨を雨(ふら)し、普ねく群生を導いて速かに仏知見を開き、同じく妙法蓮華の台(うてな)に坐して、倶に常寂光の都に遊ばん」「思うも言うも輪廻の種、なすもさわるも生死の業、喜ばしきにつけ、悲しきにつけ、煩悩無明の塵の積りてぞ心の光の障りとなる。迷う時をば凡夫と名づけ悟る時をば仏と名く。されば我一念の雲を払いなば元の光の増す鏡、三世諸仏と同体の果報目出度き身となりて、安穏快楽の仏道を成就せんこと疑なし、返す返すも各々日夜朝夕怠らず励む心の勇猛精進、只一筋に妙法蓮華、開く心の即身成仏、乃至法界平等利益、南無妙法蓮華経」。

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