身延山久遠寺諸堂建立記
身延山久遠寺諸堂建立記
みのぶさんくおんじしょどうこんりゅうき
身延山三三世遠沾院日亨記記とされる。身延十一世日朝による西谷の地から現今の山腹の地への身延山久遠寺の移転拡張以降、日亨代に至るまでの、久遠寺の諸堂の建立の記録である。
即ち二重宝塔・本堂・祖師堂・宮殿・位牌堂・本地堂・燈主堂=万燈堂・舞台・同楽屋並廊下・同祖師堂並廊下・堂前蓮華金水鉢・御供屋・椎鐘堂・鼓樓・通本橋並廊下・二天門・三門・浴室・惣門・逢島祖師堂・稲荷大明神社并拝殿・三門前常題目堂并頭寮結衆寮香積・三門前常普請小屋・石壇・十二時鐘・会合所・東谷之大門・下馬札・塩沢口・厨子・対面所・小方丈・大方丈并唐門・唐本一切経・蔵経堂等の建立、再建、修理などについて記録している。
日亨(一六四六-一七二一)の著というが、日亨自筆のものは現存しなく、写本が身延山久遠寺身延文庫の日亨の部に架蔵される。