妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

五陰

ごおん #471

五陰

ごおん

旧訳では五陰・五衆、新訳では五蘊(ごうん)ともいう。
衆生を構成する精神・物質を色・受・想・行・識の五要素に分けたもの。
陰は、skandhaの訳で、積聚という意味がある。
(1)色(rūpa)、変壊(へんね)(変化し壊れる)・質礙(ぜつげ)(質量有し、互いに障礙する)の意味をもつ物質。
五根・五境・無表色がこれに当る。
(2)受(vedanā)、外界を領受する苦・楽・不苦不楽の感情。
(3)想(saṃjñā)、外界の物を心に取入れる精神作用。
(4)行(saṃskāra)、受・想を除いたすべての精神作用および色心に関する勢力。
(5)識(vijñāna)、眼・耳・鼻・舌・身・意の六識心王の認識作用。
受・想・行・識の四つは精神面に関することで、これに物質面・肉体面の色を加えて、この五つの仮の集合が人を形成しているに過ぎないとする。
《『遺文辞典』教学篇「五陰」の項、『岩波辞典』「五蘊(ごおん)」の項》

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