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二箇の大事

にかのだいじ #406

二箇の大事

にかのだいじ

『開目抄』に「此の経に二十の大あり」(定五三九頁)とある。
法華経に説かれる二箇の最も大切な説相の意味。
方便品から人記品に至るまでの八品で説示される二乗(声聞・縁覚の)作仏と、寿量品において釈尊自らが生命の永遠性を示される久遠実成をいう。
なお『昭和定本』においては「二十の大」となっており、その中から二乗作仏久遠実成とについて次第に解説を施していかれる。「二十の大事」とは、『法華文句記』巻四下に説かれる、法華経の超勝性を示す十双歎である。その第一双に「二乗に 近記を与ヘ 如来の 遠本を開す」(『正蔵』三〇四巻二三四頁a)と、迹門には二乗の成仏の授記が説かれ、本門には仏の久遠実成が明かされることが挙げられていることに由来する。
「二十」については、『兄弟抄』に「経文に入って此を見れば二十の大あり」(定九一九頁)と同意文があり、また、その他にもみられる。
《『遺文辞典』教学篇「二十の大事」の項、『日蓮辞典』「二箇の大事」の項》

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