清浄衣
清浄衣
しょうじょうえ
主に加行僧、遷化僧及び遺弟の衣帯として用いられている法衣と袈裟のこと。
生麻(きあさ)でつくり、法衣の形は、直綴、袈裟は、五条袈裟と七条袈裟の二種類ある。
五条は、専ら、加行中の僧が用い、七条は、僧侶の葬儀の際に用いられている。
しかし、清浄衣は単に僧侶の喪服ということではなく、仏制にかなった如法衣であるという解釈で、日蓮聖人六五〇遠忌の宗門代表者の衣帯として用いられたり、施餓鬼法会の導師の衣帯として用いられている例もある。
そして、七条には、掛絡紐を環に結ぶものと、鈎を環につなぐものがあるが、いずれを用いてもよい。袴及び足袋は着けないのが通例である。なお、無染の白色を清浄な色とする考え方は、本来は神道のものであるが、僧侶が、国家鎮護のための祭祀をつとめるようになった平安時代中期頃(一〇世紀半ば)からは法服の色としても用いられるようになったものである。