死病
死病
しびょう
宿世の業によって受ける治癒不可能の罪業病。
人力ではどうすることもできない肉体または心の病気である。
ただし強盛なる大信力をもって罪障消滅を願えば、定業もまた転ずるの真理があって、除病延寿、息災延命の大利益を受けることができるという。
日蓮聖人の『可延定業御書』には「夫れ病に二あり。
一には軽病、二には重病。
重病すら善医に値ふて急に対治すれば命猶存す。
何かに況や軽病をや。
業に二あり。
一には定業、二には不定業。
定業すら能々懺悔すれば必ず消滅す。
何かに況や不定業をや。
法華経第七に云く此経則為閻浮提人病之良薬等云々。
(略)されば日蓮悲母をいのりて候ひしかば、現身に病をいやすのみならず、四箇年の寿命をのべたり」(定八六一-二頁)とある。