妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

横入

おうにゅう #3627

横入

おうにゅう

(一)出家得度して僧衆の仲間に入るに際し、本寺で出家得度したものに対し、末寺その他より入ること、またその入衆者をいう。
(二)檀林において他檀林より転校編入すること、またその編入学徒をいう。
檀林には、かかる横入学徒の取扱い規制を定めているが、檀林によって格差があった。
貞享四年(一六八七)飯高檀林の規制によれば、中村・小西檀林上座より飯高檀林へ編入する場合、下位の学級である飯高檀林中座の「二端の最末」に編入を許可され、京都諸檀林、身延西谷より編入する時は中村・小西檀林よりも、更に一学級下位に編入させた。
一方、享保四年(一七一九)の小西檀林の規制によれば、飯高・中村檀林上座より小西檀林へ編入する場合、同様に下位の学級である中座の「二枚目」に編入させた。
従って関東三大檀林といわれた飯高・中村・小西檀林間の横入取扱いは、それぞれ学級を下げて編入させるものの、同じ待遇であった。
しかし飯高・中村・小西檀林より関西諸檀林へ編入する場合は、逆に一学級上位に編入を許可されており、関東・関西檀林の横入取扱いに、関東檀林を上位とする格差があった。

← 事典トップ