妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

久円寺(宮城県石巻市)

きゅうえんじ #337

久円寺(宮城県石巻市)

きゅうえんじ

陸奥牡鹿郡(宮城県石巻市)に在り、法音山久円寺と号す。
日蓮聖人の直弟波木井妙円日義尼の草創。
波木井妙円日義の子北条時国が奥州討伐の折、陸奥国柴田郡舟岡村(宮城県柴田町船岡)に館を築いたのを、妙円尼が波木井実長日円を開山祖と仰いで、ここを精舎となしたのに始まる。
創建のいきさつを、六牙院日潮は『本化別頭仏祖統紀』に「時亦之を奈すること能わず、旗を挙げて進み、終に奥地を討つ、幸に伊具柴田勝田三郡を得、館を築いて安堵す、是に於いて妙円一精舎を造り、高祖の徳に酬ひ、実長の恩に報す、今之奥州伊具郡妙円山妙立寺是也、臣亦妙円の化に依り宗門に帰し、傍に久円寺円日寺久成寺正覚寺を造り以て祖風を興し以て運を保つ」と伝えている。
元禄一一年(一六九八)光明山勝寺の末寺となる。
同一三年、久成院日了が現在地に移転し、これを再建する。
寺宝に日法作と伝える日蓮聖人像がある。

リンク

← 事典トップ