妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

智印

ちいん #3257

智印

ちいん

世に阿弥陀上人という。
天台宗の僧、横河の流れをくむ。
鳥羽法皇の帰依僧で、静岡県富士市岩本実相寺の開山。
実相寺は始め如意輪観音を本尊として安置する三間四面の小堂であったが、領家藤中納言の水田六町の奉納により、しだいに寺域も拡張し、堂宇も整備され、住僧も増加して各般の法要も謹厳に行われ、頼朝を初め北条執権の帰依を受けるに至った。
また智印は弟子末代の助けをかり、一切経の書写と書写の勧化を全に成し遂げた。
一切経の経蔵は関東方面に乏しかったため、『立正安国論』執筆のため日蓮聖人の入蔵となったといわれる。
《堀日亨『富士日興上人詳伝』》

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