妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

昔円今円

しゃくえんこんえん #3227

昔円今円

しゃくえんこんえん

天台四教儀』所説の五時八教判によると、法華時は純ら円教のみ、華厳時は円教に別教を兼ね、方等時は蔵通別円の四教を対説し、般若時は円教に通・別両を帯びる。
今円とは法華円教、昔円とは華厳・方等・般若の三時の所含の円教である。
今円も昔円も同じ円教であるが、今円は能開、昔円は所開であって、今円に開会されなければ昔円は円教としての能がない。
これは天台大師智顗にもある説であるが、日蓮聖人は特にこの点を強調し、いわゆる『立正安国論』作成のための勉学時代に爾前無得道論を樹立するための一環として開発された。
《『遺文辞典』教学篇「円教(えんぎょう)」の項》

← 事典トップ