にちれんしょうにん
作家・詩人の西川満(一九〇八-一九九九)が書いた伝記。
昭和三三年(一九五八)に執筆、同四三年(一九六八)一〇月『天の沼琴』を改題して真世界社より刊行。
日昭の心に映じた日蓮聖人の姿を描いた伝記小説。
慈悲と人類の平和をめざし真の祈りに徹した久遠生命の聖者日蓮聖人を伝えることを目的に「師子王の谷」「湖のとどろき」「日と月と星と光と」「地の菩薩」「吹く風立つ雲」「純陀の家」の六章にわたって、やさしく静かで、しかも叡智と正義と慈悲の眼で濁世を照らし苦難にめげずに強く生きる「地の菩薩」のありようを鮮やかに描き出している。