いちえんじ
甲州(山梨県南巨摩郡身延町)下山小原島にあって、寂遠山一円寺と号す。
『本化別頭仏祖統紀』には、身延山第二の中興といわれた第三一世一円院日脱を開山に仰ぐとしている。
ところが『甲斐国史』によれば、開山を寂遠院日通(身延山第三〇世)と定めている。
これについては更に調査、研究を要す。
いずれにしても迎え開山であろう。
山号・寺号からうかがえることは、通・脱二師の遺徳・行跡をしのんでその院号を拝戴されたことがわかる。
また更に『甲斐国史』には、開基を玄収院日誦、創立は延宝七年(一六七九)と伝えている。
なお寺宝として日蓮聖人御真作と称される大黒天がある。