宮城道雄
宮城道雄
みやぎみちお
(一八九四-一九五六) 音楽家。
近代箏曲の第一人者。
神戸生れ。
九歳の時に失明。
二代目中島検校に入門し箏曲を習い一四歳の時に処女作曲『水の変態』で認められた。
「新日本音楽」の道を提唱『春の海』等数多くの名曲を作った。
和洋音楽を融合し管弦楽の創作や協奏曲による演奏形式を試み国際的な音楽家として名声を高めた。
昭和二八年(一九五三)八月、交声曲『日蓮』を作曲した。
宮城の祖父・分部源七は熱心な日蓮宗信者で神戸市兵庫塚本通に金岳堂なる説教所を設立、朝タに題目を唱え一○年間法華経を講義したといわれ、この祖父の唱える題目の声を心に刻みつつ成長した自身の往時をよみがえらせることによって、交声曲『日蓮』を完成させた。
《『国史大辞典』一三巻「宮城道雄」の項》