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安国論問答

あんこくろんもんどう #1675

安国論問答

あんこくろんもんどう

日興の著述。 一巻。 正本は富士の大石寺にある。 『宗全』第二巻所収。
著作年月日は未詳であるが、弘安五年(一二八二)九月、日蓮聖人が池上において最後の『立正安国論』を講義したのを、日興が記録したものとされており、また『安国論大意問答』ともいわれている。
要旨は中の災難が謗法の故であるという『安国論』の説に例をあげて説明している。
内容は日本国中に災難が充満するのは『選択集』が流布されたために、謗法による守護善神の捨国に起因することを記し、『選択集』が世に出る以前の災難については、皆伝法のとがによって起ったとし、そのとがこそが『安国論』で示された諸宗の人々の謗法であるとしている。 また仏法が伝わる以前の災難については五常を破することによるとして、この五常という礼義を破することが仏法五戒を破することと同じであると説示している。 さらに『選択集』を信ずる謗法者には順現業・順次生業・順後業によって災難に遭うとして、これから免れるためには、謗法者の施を止めることであるとしている。 謗法者を呵責しなければ仏法中の怨となると示している。
このように『安国論』中における内容を要約し、説明を加え、更に安国論奏上の縁と、その受入れられなかった有様を示している。 また八虐をあげ説明している。

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