ずいしんぶつ
普段身に随えている仏像・守護の尊像。
日蓮聖人は伊豆流罪の難に値われた時、その地の領主で重病にかかっていた伊東八郎左衛門の病気平癒の祈願をされた。この時、伊東八郎左衛門から伊東の海中から網にかかって出現したという釈迦仏の立像を献ぜられた。以後聖人は生涯この釈迦仏の立像を自らの随身仏とされた。
日蓮聖人の門弟・門下もそれぞれ個々の随身仏を捧持していて、国家諫暁の際には必ず随身したという。
《『遺文辞典』歴史篇「伊東八郎左衛門」の項、『日蓮聖人事蹟事典』(雄山閣)「随身仏」の項、『国史大辞典』一一巻「念持仏」の項、『日興門流上代事典』「宗祖随身仏」の項》