きんぞういん
往昔は京都具足山妙覚寺の塔頭の一つであったが、現存しない。
元禄五年(一六九二)の『妙覚寺末寺帳』によれば、妙覚寺は塔頭三六坊を有しており、金蔵院は康暦庚申(一三八〇)の年に建立されたと記されている。
従って妙覚寺創建当初から塔頭寺院であったことになる。
『本化別頭仏祖統紀』所載の妙顕寺二四世近要院日慈伝には、日慈が享保二〇年(一七三五)七二歳をもって妙覚寺の金蔵院で遷化したとあるが、少なくともそれより七年前の享保一三年には、金蔵院は廃院となっており『本化別頭仏祖統紀』の記載は誤伝ということになるが、何時廃院になったかを明確にはし難い。