じょうだつごほう
提婆達多が行じた五法をいう。
(1)糞掃衣=人の棄てた布帛をひろい、これを壊色に染めて着る。
(2)常乞食=別請を受けず、応器を持って乞食分衛する。
(3)一坐食=一日に一度の食以外に食べない。
(4)常露坐=常に樹下石上に坐して屋宇室宅に坐さない。
(5)不受塩及五味=塩と乳・酪・生酥・熟酥・醍醐の五味を食べない。
この五法の内容は伝承によって多少異なるが、要するに釈尊の教団の僧院化に対する低抗であるから破僧罪に当る。
《『遺文辞典』教学篇「五法」(4)・歴史篇「調達」「提婆達多」の項》