妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

茲江戸小腕達引

ここがえどこうでのたてひき #4594

茲江戸小腕達引

ここがえどこうでのたてひき

河竹黙阿弥作の歌舞伎脚本。
文久三年(一八六三)八月市村座初演。
主役腕の喜三郎に語らせる「えゝちょこ才な其一言、祖師の利益でこれ迄に既に命も取られる程な、大難四ケ小難は数の知れねぇ体の疵、伊豆の流罪もまぬがれて松葉谷や小松原、其追打の抜身の中土の牢へも幾度か雨乞よりゃあ命乞、片瀬片腕切る迄にゃあ悪い浮名も竜の口、佐渡へ渡海の浪よりも荒い気にせぇ塚原のつかの間忘れぬ師匠の娘、引上げられた其上に八の巻より大事の伝書取られた上は是非がねぇ、おのが身延を捨てる気で、仕返しに来た喜三郎、題目唱へて覚悟しろ」という名せりふをもって日蓮聖人の一代記から法難ばかりを読み込んで有名。

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