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立正治国論

りっしょうちこくろん #4383

立正治国論

りっしょうちこくろん

一巻。
久遠成院日親(一四〇七-八八)著。
永享十一年(一四三九)述作。
正本京都本法寺。
この書は「なべかむり日親」の代表的著作で、永享十一年第一回の将軍足利義教への諫暁が不首尾に終ると、死を覚悟して第二回の諫暁を計画し、聖人の『立正安国論』にならい「身命を捨るとも、法理をば残し置くべき所存」で、幕府へ建白せんとした諫暁の書。
その内容は『立正安国論』の再現で、聖人の教えを忠実に実践せんとした日親の国家諫暁の主義主張がもられ、法の邪正を明らかにし、治の要は唯一絶対の法華経信受にありとする。
彼は翌十二年この書の浄書中捕縛され、有名な法難に遭う。
正本の写真と釈文が『本法寺文書一』に収載。
また日親最初建立の摂津梶折一乗寺主日就の『立正治国論摘註』が『日親上人全集』第一巻に収録されている。

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