いぬじんにん
「いぬじにん」とも読む。
諸神社の神官の部下の一種である。
特に祇園感神院に属し、祇園会(祇園祭)においては、神幸の前路を浄め、また、洛中の死骸等の不浄なものを始末したものをいう。
平素は沓(くつ)・弓弦(ゆみづる)を製作し、それを業としていた。
ゆえに、「つるそめ」ともいうのである。
日蓮聖人は『立正安国論』の中に「法然の墓所においては、感神院の犬神人に仰せ付けて、破却せしむ」(定二一九頁)と述べられている。
《『遺文辞典』歴史篇「犬神人」の項、『国史大辞典』一巻「犬神人」の項》**