じょうげんいんふじん
(一六三九-八六)
仙台藩主の三代伊達綱宗の側室で、四代藩主綱村の生母、三沢初子のこと。
法号を浄眼院了嶽日嚴大姉という。
伊達家に起ったお家騒動を脚色した歌舞伎の『伽羅(めいぼく)先代萩』に登場する「政岡」のモデルともいわれている。
三沢家は代々熱心な法華経の信者で、初子もまた目黒正覚寺の鬼子母神に祈って亀千代丸(のちの綱村)を産んだといわれるほどの熱心な信者であった。
仙台にあっては、所持していた赤栴檀の釈尊像を榴ケ岡に勧請して釈迦堂を建立するなど外護に尽した。
貞亨三年三月逝去すると、綱村は母の菩提のため孝勝寺を菩提寺として外護丹誠に努めた。