本迹自鏡篇
本迹自鏡篇
ほんじゃくじきょうへん
四巻、『本迹自鏡篇』上下二巻、「下巻余之一」「補闕」上下二巻。
日什門流の合掌院日受(一六九二-一七七六)の著書。
『宗全』六巻に収録されている。
『本迹自鏡篇』は宝暦一〇年(一七六〇)五月の作であるが、途中眼疾のために下巻のはじめで稿が中止されている。
その後、小康を得て宝暦一二年(一七六二)八月に続行したのが「下巻余之一」である。
更に明和六年(一七六九)七月、七八歳のとき「補闕」上下二巻が加えられたのである。
本書の内容は、本勝迹劣の立場から、日陣門流教学に対する批判を七箇条をもってなし、一致派教学を駁論するに当っては五〇箇条を立てる。
なお日興門流の教学に対する批議も加えられている。