ほんこくじぞうけい
山梨県南巨摩郡本国寺蔵。
磬は導師が法会の際に用いるもので、一般に導師の右脇に置く。
本来中国の古い楽器で、初唐頃仏教に入ったものと考えられている。
日本では大安寺、法隆寺の資材帳に記載があり、奈良時代の遺品は正倉院御物となっている。
日蓮宗では市川市浄光院所蔵の日蓮聖人画像(鎌倉時代重要文化財)の中に描かれているので、かなり古くから使われていることが分る。
もともとは玉、石製であるが現在では銅製が多い。
従って打った音の響かぬものが良いとされる。
本国寺の磬は延元四年(一三三九)の在銘。
本宗の所蔵品としては最古の部類に入る。