ろうけい
(-一三二四) 越中阿闍梨と号す。
武蔵国荏原(東京都品川区)に住する荏原義宗の子として生れ、日蓮聖人の本弟子の大国阿闍梨日朗(一二四五-一三二〇)に師事してその門人となった。
日朗の門弟にはおおくの英才が輩出したが日像・日輪・日善・日典・日範・日印・日行と共に名がたかく、後世、朗門の九鳳の一人にかぞえられる。
九鳳は別に九老僧ともいわれる。
父の住所である荏原を根拠にして諸方に教線をはったが、後年、同地中延に一寺を創した。
八幡山法蓮寺がこれである。
また相州小田原(神奈川県小田原市)の酒勾にも法船寺をひらいた。
正中元年二月二八日に寂す。