妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

両山一主

りょうざんいっしゅ #307

両山一主

りょうざんいっしゅ

一人の住持にて両山、つまり二ヵ寺を兼職すること。
例えば比企谷妙本寺と池上本門寺とは両山一主で、日朗(一二四五-一三二〇)のとき、大学三郎能本が創建の妙本寺と池上宗仲・宗長兄弟が創建の本門寺とを併せ管したことに始まる。
それ以来、比企・池上両山一主のかたちで併せて兼務し、住持は妙本寺に常住した。
しかし徳川康入府により、命によって一二世日惺(一五五〇-九八)のときから本門寺に住し、妙本寺を兼ねた。
なお昭和一六年(一九四一)この両山一主の制を廃し、双方に住持を置くことになった。
また中山法華経寺にもこの制がみられる。
同寺は元来、日常の創建した法華寺と日高の開創した本妙寺からなり、一人の住持が両寺を兼務したものであるが、日高が本妙寺に常住し法華寺を兼帯することによって、この本妙・法華両山(寺)一主の制を始めた。
しかし普通、両山一主というと比企・池上両山一主をいう。

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