妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

一円庵(廃庵・甲斐国巨摩郡)

いちえんあん #27

一円庵(廃庵・甲斐国巨摩郡)

いちえんあん

もと山梨県身延町西谷にあったが今はない。
身延山三一世一円院日脱がその在職中(一六七九-九八)に隠居所として鷹取山の麓に建立した庵である。しかし自身は住むことなく、身延山院代の始めとして日脱を助けた日湛が一円庵二世として正徳五年ここで没している。 爾来一円庵は身延山歴代貫首の隠居所となった。
ち三四世日裕・三六世日潮・四二世日辰・四三世日見・四七世日豊・四八世日源・四九世日地・五一世日全・五三世日奏がそれぞれこの庵に閑居、晩年を送っている。
文政一一年(一八二八)六月三〇日の大風雨大洪水のため流失し、諸尊・位牌等は中谷松寿庵へ移されて、以後の再建はない。

← 事典トップ