妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

三転法輪

さんてんほうりん #237

三転法輪

さんてんほうりん

「さんてんぼうりん」とも読む。
釈尊鹿野苑において苦・集・滅・道の四諦を示転・勧転・証転の三段階に説いたことをいう。
(1)示転―これは苦である、これは集(苦のよっておこる原因)である、これは苦の滅である、これは苦の滅に至る道である、と四諦を示すこと。
(2)勧転―苦は知るべきものである、集は断ずべきものである、滅は証すべきものである、道は修すべきものである、と勧めること。
(3)証転―釈尊が「私はすでに苦を知り、集を断じ、滅を証し、道を修した」と自らを挙げて証とすること。
この三転において、上根は第一の示転により、中根は第二の勧転により、下根は第三の証転により悟りに至るものとする。
またこの三転を見道・修道・無学道に配する説もある。
四諦に各々三転の行相があるので、三転十二行相ともいう。 法華経化城品の長行に「三転十二行法輪」が記されている。
《『遺文辞典』教学篇「三転法輪」の項、『天台学辞典』「三転法輪」の項》

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