妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

散心

さんしん #2340

散心

さんしん

気の散ること。 心の散乱動揺すること。
定心に対する語。
聖人は『守護国家論』の中で、妙楽の『弘決』の文「散心に法華を誦し禅三昧に入らず。 坐と立と行とに一心に法華の文字を念ぜよ云々」を釈して、「一心とは定の一心にも非ず。 の一心にも非ず。 散心の中の一心なり」(定一一一頁)と釈している。
つまり、たとえ散乱の凡夫の心でも一心に法華を念ずれば成仏するというのである。
《『遺文辞典』教学篇「散心」の項、『岩波仏教辞典』「定心・散心」の項》

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