妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

思い合わぬ祈り

おもいあわぬいのり #2162

思い合わぬ祈り

おもいあわぬいのり

心の合致していない祈りの意。
四条金吾殿御返事』(定一三〇三頁)に「だんな(檀那)と師とをもひあわぬいのりは、水の上に火をたくがごとし。 又だんなと師とをもひあひて候へども、大法を小法をもってをか(犯)してとしひさし(年久)き人人の御いのりは叶ひ候はぬ上、我身もだんなもほろび候也」とし、『辨殿御消息』(定一一九一頁)に「なづき(頭脳)をくだきていの(祈)るに、いまゝでしるしのなきは、この中に心のひるがへる人の有るとをぼへ候ぞ。 をもいあわぬ人をいのるは、水の上に火をたき、にいえ(舎)をつくるなり」とされている。
本化の祈祷の根本原理は、本門本尊との感応にあることは申すまでもなく、故に法華経・教主釈尊への絶対の信心は欠くことのできないものである。 いかに助けようと祈っても、祈ってもらう者に同様の信心がなければ効果は何もない。
また小法をもって祈るならば、それは謗法であり、自身を滅ぼすことにもなるのである。

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