かんなぎ
神に仕え神楽を奏して神意をなぐさめたり神降しをしたりする人で、通常は女性である。
みこ、こうなぎ、かみなぎ、ともいう。
さて不受不施義を強調して化儀面で強硬な折伏主義を唱えた日隆は、宝徳三年(一四五一)『信心法度』を定めて主として信徒の化儀法則としての規範を制定した。
その中の一条に「みこ・かんなぎつかふべからず云々」がある。
つまり当時の日蓮宗一般(ある面で他宗徒も同じ)の中に、信徒が他宗の神社に詣で、みこ・かんなぎによって口寄せの神託を聞いたり祈祷させたりしていた動向があったことがうかがわれ、日隆は、それらを厳しく規制している。