奥師一代行業記
奥師一代行業記
おうしいちだいぎょうごうき
本書は仏性院日奥(一五六五-一六三〇)の生涯の事跡を年代順に並べてその行業をしるしたもので、『日奥師一代御行業記』『日奥聖人御修行次第』あるいは『日奥聖人略年譜』とも称せられる。
日奥は対馬流罪のとき録内・録外御書を随身し、配所においてこれを繰返し読んで聖人に直参し、その間にあって感銘した所懐・法悦そして自身の行動を事こまかに書きしるして備忘と鏡とした。
本書はここに書き遺された記事、著述や消息にしるされている行跡、感懐などを年次を追って整理したものである。
執筆者は不明であるが、安国院日講が『撰時抄啓蒙』に『奥師一代行業記』として引用しているところを見ると早くから伝写されていたことがわかる。
写本は岡山県益原町法泉寺に所蔵されている。