さんごくぶっぽうせいすいのこと
身延山第三世を継承した大進阿闍梨日進(一二七一-一三四一)の著した一巻の書。
『宗全』一巻所収。
インド、中国、日本の三国にわたる仏法弘通の次第、盛衰を、経論釈を基として叙述したものである。
インドにおける仏法流布を正法時代、中国を像法に配し、五五百歳の末法時代には法華経が日本国に必然的に弘まるべきことを強調している。
なお日進には『支那仏法弘通次第』、『日本仏法弘通次第』、『日蓮聖人御弘通次第』の記述がある。
この『三国仏法盛衰之事』は、これら三書の総論とも見ることが出来る。